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里山れんこん
千葉県

里山れんこんでは、千葉県佐倉市の里山にある谷津田で、農薬・化学肥料・有機肥料・堆肥・除草剤などを一切使用せず、自然栽培でれんこんを育てています。 田んぼには里山から流れ込む湧水が入り、季節ごとにさまざまな生きものが暮らしています。 肥料で大きく育てるのではなく、その土地にもともとある土の力、水、太陽、そして自然の循環を生かしながら育てることを大切にしています。 里山れんこんのれんこんは、収穫する時期によって味わいや食感が変化します。 8月頃から始まる新れんこんは、みずみずしく、シャキシャキとした軽やかな食感が特徴です。 秋から冬に向かうにつれて、少しずつ甘みが増し、ほくほくとした食感や、もちもちとした粘りも楽しめるようになります。 また、里山れんこんでは漂白などの処理も行っていません。 蓮の葉がまだ青く元気な時期には、れんこんが自分の身を守るため、表面に茶色い「茶渋」がつくことがあります。 一般的には、この茶渋を抑えるために収穫の2〜3週間ほど前に葉を刈るなどの処理が行われることもありますが、里山れんこんでは、れんこんをできるだけ自然な状態のまま育てたいと考え、そのようなことはしていません。 そのため、時期によっては表面に茶渋が残っていることがあります。 見た目は少し素朴ですが、中身は掘りたての新鮮なれんこんそのものです。 形や大きさを均一にすることよりも、自然の中で育った、そのままの姿を大切にしています。 れんこん本来の味や、その時期ならではの食感を楽しんでいただけるよう、できるだけ掘りたてに近い状態でお届けしています。

私たちの想い

【 里山れんこんの想いと取り組み 】 里山れんこんは、元サーファーで海が大好きだった竜田藍子が、「海を守るために、自分にできることをしたい」と考え、自然栽培に興味を持ったことから始まりました。 学生時代は毎日のように海に入り、自然の中で過ごしてきました。 海を守るためには、海だけを見るのではなく、山や森、田んぼ、川、そしてそこから海へとつながっていく水の流れ全体を守ることが大切なのではないか。 そう考えるようになったことが、自然栽培へ進む大きなきっかけでした。 そして出会ったのが、湧き水が豊富な千葉県佐倉市の谷津田です。 現在、里山れんこんがあるこの場所との出会いは、私にとって運命的なものでした。 耕作されなくなった谷津田や、荒れてしまった土地を少しずつ整え、もう一度人が入り、作物を育てることで、田んぼだけでなく、その周りの水路や林、生きものたちが暮らす環境も守っていきたいと考えています。 私たちが大切にしているのは、「たくさん収穫すること」だけを目的にしない農業です。 農薬や肥料に頼らず、その土地が本来持っている力をできるだけ生かしながら、自然の変化を受け入れて作物を育てています。 自然が相手なので、毎年同じようには育ちません。 雨が多い年、暑さが厳しい年、日照時間が少ない年など、その年の気候によって、収穫量やれんこんの大きさ、形も大きく変わります。 効率だけを考えれば難しい農法かもしれません。 それでも、その年の自然を受け入れながら育ったものを、できるだけそのまま皆さまに届けることに価値があると感じています。 また、農産物を販売するだけではなく、実際に里山に来ていただき、蓮の花を見たり、田んぼを歩いたり、れんこん掘りや農作業を体験していただく機会もつくっています。 農業を「食べものを作る仕事」だけではなく、人と自然、人と地域、そして人と人をつなぐものにしていきたいと思っています。 田んぼを守ることが、水を守り、生きものを守り、地域の風景を守ることにつながる。 その水は川へ流れ、やがて海へとつながっていきます。 そして、そこで育ったれんこんを食べてくださる方も、その循環の一員になってくださる。 海を守りたいという想いから始まった里山れんこんだからこそ、これからも里山の自然と向き合いながら、土地と水と人がつながっていく農業を続けていきたいと思っています。

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