東京ガスは、これまで実証・研究開発事業として建設・運転を行ってきた「千住水素ステーション」を一般商用の水素ステーションとして、平成28年に営業を開始しました。実証・研究開発事業として運転していた水素ステーションを一般商用の水素ステーションに転用したのは、東京ガスとして初めてとなります。
このステーションは、現地で都市ガスから製造した水素を燃料電池自動車に充填する「オンサイト方式」の水素ステーションであり、製造した水素をステーション内にて燃料電池自動車へ充填するだけでなく、水素製造装置を持たない「オフサイト方式」の水素ステーションへも出荷することが可能です。
東京ガスは、これまで培ってきた水素ステーションの建設・運転に関する知見を活かし、今後も燃料電池自動車の普及に向けた水素供給の基盤確立するとともに、将来の水素利用拡大に向けた準備を行っていくとのこと。
千住水素ステーションの仕様概要
名称 千住水素ステーション
所在地 東京都荒川区南千住3-28-1
敷地面積 約950m2
水素供給方式 オンサイト方式
充填能力 100Nm3/h
充填圧力 70MPa
充填速度 3分間程度/台
主要構成機器 水素製造装置、水素圧縮機、蓄ガス設備(蓄圧器)、ディスペンサー、水素プレクール設備、水素出荷設備
「エネルギー」「医療」「美容」の「要」となる「水素」は、2020年代のライフラインの一つになります。
写真:奥産(一部東京ガス)
記事:東京ガス広報部